戦争とガンダム
the war in GUNDAM



戦争の経験の無い私にその戦いの「虚しさ」を教えてくれたのが「ガンダム」でした。
それまでの勧善懲悪のロボットアニメとは一線を画したストーリー、
そのヴァーチャルでありながらもリアルな「戦争物語」に魅了されてしまったのです。

それまで共に戦ってきた仲間の死に対する悲しみ、戦争によって変わり果てた故郷、肉親への悲しみ、
そしてその悲しみによって得たキャラクター達自身の成長を「ガンダム」の中で全編にわたって語りかけてくるのです。
言い替えればちょっと暗いアニメだったりもするのです。

何年か前にアメリカでスペースシャトルの事故がありましたよね?大気圏の摩擦熱により空中爆発・・・。
大変残念な事故だったのですが、この大気圏という存在も「ガンダム」から教わりました。
ストーリーの中で大気圏で交戦する場面がありまして、敵のモビルスーツ(ロボットのことです)が
地球の引力に負けて落下して行き、最後には摩擦熱で燃え尽きてしまうシーンがあるのです。
こんなセリフを交わしながら・・・。



落下していくモビルスーツの操縦士クラウン
 「少佐!助けてください!コントロールできません!」

その上官 シャア・アズナブル少佐 
「無駄死にではないぞ。クラウン!」


・・・小学生にはキツイです。コレを観た時完全に私はビビッってしまいましたね。
しかしビビりつつもハマっていったのです。

因みに最近のガンダムはわかりませぬ・・・。