クラッシュボーイ 其の弐
the crushed boy 2
次の瞬間その車(軽ワゴン車)は私の右側面に激突!私は吹っ飛ばされ・・・たと思います。
あんまり憶えていないのです。
運転してたおじさんが車から慌てて降りてきて
「だいじょうぶが?ぼく?だいじょうぶがぁ?!(福島弁)」
・・・しかし私はまるで平気でした。
自転車もペダルがちょっとゆがんだくらいだったと思います。
しかしそれどころではなかったのです。
早く模型屋に行かないと売り切れてしまう!
「病院さ行くべ!連れてってやっから!」
そんなおじさんの言葉を受け入れることもなく
私は急いでその場を後にしたのです。
「おじさん駅前の花屋だがらなぁ!なにがあったら連絡しろよぉ!」
去り際のおじさんのその言葉がやたらリアルで脳裏に焼き付いてました。
そして私は命を賭けて遂に手に入れたのです!
「アッガイ」を!
1/144スケール 300円だったかな?
